空港でタクシーを捕まえる際、気をつけること
(ホーチミンの場合)
ベトナムの交通事情
ベトナムの地に降り立って 、最初に直面する問題が、ホテルまでどうやって移動するかです。残念ながら、ベトナムは公共交通機関が発達しておらず、ベトナム人の主要な移動手段はバイクです。
空港から、ホーチミンの中心まで移動するためには、タクシーを利用するのが一般的です。
(もちろん、ホテルが用意してくれた車等があればベスト)
タクシーは、到着でなく出発ロビーを出たところで拾うのがおススメ
ホーチミン市内の、北部に位置するタンソンニャット国際空港。到着カウンターを抜けて、一歩外に出れば、南国の暑さに心も躍ることでしよう。ただし、ホテルに着くまでは、その気持ちをぐっと抑えて、慎重なタクシー選びを心がけましよう。
タンソンニャット国際空港は1階が到着、2階が出発の簡単な構造です。
1階の到着出口を抜けて、右手のほうに、2階に上がれるエレベータがありますので、それを使用して、出発側のタクシー乗降所を目指します。
おそらく、スーツケースを転がしていると、見知らぬおじさんが声をかけてきます。荷物を運ぶだの、車を用意するだの、調子のいいことを言ってきますが、無視してください。また、人ごみの中を通り抜けますので、身の回りの品には十分に注意してください。
なぜ?出発の乗降所でタクシーを拾うが安全なのか?
出発側のタクシー乗降所には、空港までちゃんとお客さんを運んできたタクシーが、頻繁に往来しています。本当に、悪質なタクシーは、空港まで客を運ぶようなことはしません。また、お客さんとトラブルになっていれば、もめている様子がすぐわかります。そんなタクシーには乗らなければ良いだけです。
ホーチミンでも、比較的安心なタクシーは「マイリーン」、もしくは「ビナサン」ですが、なんと、出発ロービーを出たところには、ビナサンタクシーの配車係りがいます。
緑色の服を着た配車係が、スーツケースを持って近づいていけば、タクシー?って聞いてきます。お願いすれば、すぐにビナサンタクシーを呼んでくれます。
乗る前に、小さな紙に、乗車するタクシーのナンバープレートを記入して、渡してくれるはずです。(もし、後々トラブルになっても、どの車に乗車したか分かります。)
D21 地球の歩き方 ベトナム 2016~2017 (地球の歩き方D21)
行き先のホテル名、住所はベトナム語で用意
ベトナムのタクシー運転手は、ほとんど英語が通じません。また、ベトナム人ドライバーは、地図を見せても分からない場合が多いです。ドライバーは通りの名前や、ホテルの名前などで、場所を覚えていたりします。
ベトナム語の目的地名、住所が分かるものを、あらかじめ用意しておいたほうが良いです。
また、配車係にあらかじめ見せると、ドライバーに伝えてくれたりします。
ちなみに、空港利用料として、10000ドンがかかります。最後の支払い時に上乗せされていてもそれは正しい請求ですので、ぼったくりだと勘違いしないでくださいね。
市内でタクシーを捕まえる際、気をつけること
大きなホテルを利用する
宿泊しているホテルでタクシーを呼んでもらうのがベストです。
大きなホテルであれば、ホテル前で待機しているタクシーを呼んでくれるので安全です。ホテル前に待機場がないような小さなホテルの場合、流してるタクシーを捕まえようとする場合がありますので、それは危険です。
その場合は、ホテル以外でも、タクシーを安全に捕まえる方法がありますので、そちらを利用してください。
タクシーの配車係を利用する
ホーチミン市の中心には、大きなビンコムセンターと呼ばれるショッピングモールがあります。ビンコムセンターの1階のエントランスには、タクシーの配車係がいますので、そこから乗車するのも安全です。また、レタントン通り沿いの、スカイガーデン(1階にファミリーマートがあります)前にも、配車係がいますので、同様に安全度が高いです。
D21 地球の歩き方 ベトナム 2016~2017 (地球の歩き方D21)
流しのタクシーを捕まえる際、気を付けること
動いているタクシーは捕まえるな
一番避けるべきタクシーは、流しのタクシーを拾うことです。しかし、常に上記のような状況で、タクシーを拾えるわけではありません。
そんなときは 、やはり、「マイリーン」、「ビナサン」タクシーを見つけて拾いましよう。
先ほども記述したように、この2社はホーチミン市内で、比較的安全なタクシーです。
ただし、動いているタクシーは、どこの会社の車で、どんな人間が運転しているか判断しづらいです。
幹線道路にでて、信号待ちで止まったタクシーを拾いましよう。
マイリーンや、ビナサンでも、怪しい車には乗車してはいけません。
例えば、車内が外から確認できないような、濃いスモークが張ってあるような車は避けるべきです。車内でトラブルに巻き込まれても、外に助けを呼ぶのが難しいためです。
少しでも怪しいと感じたら乗車すべきではありません。
幹線道路であれば、比較的たくさんのタクシーがやってきます 。乗車するチャンスはたくさんありますので、あせらず、慎重にタクシーを選んでください。